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東風様
イエペス先生が10弦ギターで演奏されたのは、確か1966年3度目の来日の時が最初ではなかったでしょうか。1960年頃から構想は練っておられたらしいですが、10弦ギターに持ち替えられたのは1964年頃と伺っております。
私と10弦との出会いは年代的には定かではありませんが、ギタリストの吉田光三先生がスペイン留学される際にラミレスにオーダーされたギターを帰国された時に持ち帰られました。それが国内に持ち込まれた第1号でした。
真っ先に図面に残す事が出来ましたのも吉田先生の御配慮のおかげでした。
まずはネックの大きさに驚きました。しかし均一化された倍音、豊かなボリューム、6弦とは異なる要素があり手掛けるには十分な楽器でした。
1作目は試行錯誤でかなりの苦労でしたが、数本作る内に苦もなくオリジナルの楽器が製作できるようになった次第でした。
東風様の1966年ラベルの楽器も私が国内で最初に製作した10弦ギターから何本目かの10弦ギターと思われます。
大切に弾いていただいている事大変うれしく思います。現在久々に10弦ギターのご注文をいただいておりまして、あと暫くしたら製作に取りかかる予定でおります。
ぜひとも当工房へお越しいただき、東風様がご愛用いただいている私のギターを拝見し、東風様と10弦ギターについてお話ししたいと思っておりますのでご連絡お待ちしております。
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